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失敗写真の代名詞? 手ぶれ ピンぼけ

よほど、特別な場合をのぞくと、手ぶれ や ピンぼけ は失敗写真となります。撮れた写真が、いまいちシャープではなく、ぼーとしてる場合、大概、手ぶれか ピンぼけが起きてしまっています。

手ぶれ

手ぶれは、シャッターが開いてる間に、カメラが動いてしまったために、写真全体がずれて、いくつも重なったように写ってしまうことを指します。

シャッター速度が遅くなればなるほど、長い間カメラを固定する必要があり、手ぶれの危険性が増していきます。逆に、速ければ速いほど、短い間だけカメラを固定できればよいので、手ぶれの危険性が少なくなっていきます、人によっても、手持ち可能なシャッター速度の限界は違いますが、「1/35mm換算焦点距離」 のシャッター速度が手持ち可能かどうかの一つの目安と言われています。

具体的には、35mm換算 135mm相当の 望遠側では「1/135秒」より遅いシャッター速度
になると、手ぶれを起こしやすくなり、35mm相当の 広角側では 「1/35秒」より遅いシャッター速度になると手ぶれを起こしやすくなります。
手ぶれを防ぐ方法は、こちらに書いてあるので参考に

シャッターが開いてる間
カメラを動かさなければ
このように、シャープに撮ることが出来ます
シャッター開いてる間に
カメラが動いてしまうと
こんな感じに、ぶれた写真になってしまいます。

手ぶれを起こした写真
シャッター速度が1/4秒 という
スローシャッターのため、手持ちでは手ぶれが
起きてしまった例です。

シャッター速度と手ぶれについては、もう少しふれておきます。速いシャッター速度で撮影すればそれだけ、手ぶれの防止になるのですが、シャッター速度は、露出を決める大切な部分で、環境(周りの明るさ) や 使用機材(感度 と レンズの明るさ) によって、適正露出で撮れる、最速シャッター速度が決まります。

ですから、あまり明るくない環境で、無理矢理シャッター速度を速く設定すると、露出不足でこんな感じの写真になってしまいます。

露出不足の写真
手ぶれをさけるつもりで、シャッター速度を
無理矢理、速くすると・・・・
この通り、手ぶれは起きてませんが
暗くなってしまい、これでは 失敗写真です。

こういう、シャッター速度を速くできない場所、もしくは、描写の関係でスローシャッターにする場合は、三脚と言った、カメラを固定する物を利用するのが一番手っ取り早く、確実です。

三脚でしっかり固定して撮った写真
三脚を利用した例
三脚で、カメラをしっかり固定すれば
スローシャッターしか切れない環境でも
ぶれのない、きれいな写真が撮れます

被写体ぶれ

もう一つ、ぶれる原因に被写体ぶれという物があります。
こちらは、シャッターが開いてる間に被写体(撮られる人など)が動くことで起きるぶれを指します。ただ、この被写体ぶれは、動きやスピード感をぶれで表現したりするのに、利用したりすることもあります。

被写体ぶれの例

花を揺らして、被写体ぶれを起こしました。
手ぶれと違い、背景がぶれていません

ピンぼけ

ピンぼけは、主要被写体(撮りたい物) にピントが合わず、ぼけてしまった写真を ピンぼけ と言います。たとえば、花を撮りたくて撮ったはずなのに、出来た写真は、花がぼけて、後ろにあった石にピントが合ってしまった写真や中には、どこにピントが合ってるのかもわからない写真が出来る場合もあります。

ピンぼけ写真の例
ねらいの花にピントが合ってる写真 ねらいの花にピントが合わなかった写真
本当はこう撮るはずだったのが 後ろの雑誌にピントが合ってしまい
ねらっていた、花がぼけてしまった
これを ピンぼけ と言います。

カメラは、ほぼ、中央のAFエリアにある物にピントを合わせようとするため、中央に主要被写体がない場合、AFロックを使います。
AFロックのやり方は、こちらに書いてありますので、参考にしてください

ほかにも、AFが苦手とするシーンでは、ピントがうまくあわないと言うこともあります。
AFが苦手な物としては 次のようなシーンがあります。

  • 逆光で強い光が画面に入る場合
  • 鏡のように強い光沢のある被写体
  • 煙や炎と言った物
  • 明暗差のはっきりしない コントラストの低いとき (模様のない白壁など)

こういった物は AFが苦手とするので、AFではピントがうまく合わず、ピンぼけになると言うことがあります。

こういったシーンでは、MF(マニュアルフォーカス)がついてる機種ならば、MFを使い、自分でピントを合わせると言う方法で撮ることが可能です。AFしかついてない機種の場合、ほぼ同じぐらいの距離にある物にピントを合わせる方法が有効となります

あと、ガラス越しの撮影 や 動物園のように檻の中にいる動物を撮ると言った場合、手前のガラスや檻にピントがあってしまって、ピンぼけになることもあるので注意のいるシーンと言えます。

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