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私も、詳しい原理などはわからない部分が多いのですが・・・、反射光などは、一定方向に偏光しているためPLフィルター(偏光フィルター)によって、一定方向の偏光のみを通さないことで、反射光の影響をコントロールするものです
と言っても、ピンときませんよね・・、具体的には
・空気中の水蒸気による乱反射の影響を抑えて空の色がより出るように出来る
・植物の葉の反射を押さえることで、緑をよりはっきり見せることが出来る
・ショーウィンドウなど、ガラス面の映り込みを減らすことが出来る
と言うようなことが可能になります、(ちなみに、空の青さを強調するには、太陽に対して90度の位置が最もPLフィルターが強くかかるといわれています)
実際にいくつか、PLフィルターを使った写真を載せてみます
(2012/10/1 作例を撮り直しました)
植物の緑の強調
PLフィルターなし |
PLフィルターあり |
葉の表面の反射がある程度除去され、白っぽさがなくなり 緑色が強く出ています ちなみに紅葉の場合は、赤が強調されるので、紅葉の写真などにも非常に有効です |
水面の反射の低減・空の色の強調
PLフィルターなし |
PLフィルターあり |
水面の反射が押さえられてるのがすぐにわかると思います たとえば、池を泳いでる鯉とか撮影したら、水面の反射で上手くうつらないというような場合に 効果を発揮すると思います。 空の色も、青みが増して濃い青色になっています。 また、雲と空のコントラストもつけてないときに比べはっきりとしているので 雲が目立つようになるため、雲の写真などを撮りたい場合などにも非常に有効です |
こちらは、撮り比べのサンプルではないのですが うまくはまると、このように非常に濃い青空も撮ることが出来ます |
ガラス面の反射の低減
PLフィルター効果最弱(なしに相当) |
PLフィルターあり |
一部のみ切り出しました・・・・汚い部屋が・・・丸写りなので それはこっちに置いといて ガラス面の映り込みがかなり低減され、中の木目などがはっきり写っているのがわかります ちなみに、どんな映り込みでも完全に消えると言うものではなく、消えない映り込みもあるので 過信は禁物ですが・・ガラス越しの撮影などに非常に効果的なフィルターです |
PLフィルターは、フィルターを回転させることで、効果の強弱ををある程度コントロールできるので、実際にファインダーを見ながら、回転させてちょうどいい効果の場所を見つけて撮影という手順になります。
最大効果が常によいとは限らないため、(たとえば、PLフィルターの効果が強く出すぎて、空の色がくどくなることもあります)自分で、あっこれが一番いい って位置を見つけて、撮影という感じでとって見てください
やや、扱いは難しい面も持っていますが、非常に効果的なフィルターですし、一枚持っていて損のないフィルターです。
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