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メジロなどが梅に飛んでくる時期になりました。とまってるところもかわいらしくていいのですが羽ばたいてるところもとなると、一気に難易度が跳ね上がります。普段から鳥を撮影していてしっかり観察してる方ならしぐさなどから飛び立つ瞬間を見抜くこともできるのではないかと思うのですが、なかなかそこまで見抜けるようになるまでは時間もかかるので、ここでは、たまたまかわいい鳥がいたから撮ってみたいという場合の撮影方法を書いてみます。
このように何枚かは、撮ることができました。
1・大きく写すのはあきらめ、トリミング前提で広めにとる!そう鳥だけに・・(ぇ
というのも、鳥が飛び立つとかなりの速度なのでファインダー内でとらえてくだけでもかなり難しく、観察眼を養っておかないと超望遠でとらえ続けるのは難しいと感じました。
そこで思い切ってトリミング前提にして周りを広めにとれば、画面内に何とか収まる確率が大きくなりますし、ファインダー内にとらえておくのが少し楽になります。実際、上の写真はかなり広めにとって大きく切り出したものです。切り出す前はこんな感じで、レンズも200mm程度の一般的な望遠です
だいたい鳥が1/10ぐらいしか写ってませんが、これだけ広めに周りをとったおかげでぎりぎりでフレーム内におさまったのです。気軽にちょっと飛んでるところもという場合は周りを広く取っておくのは救済率を大きく上げてくれます。
ただ、理想はこんな端っこに写す(もはや写ったというべき)のではなく、中央でとらえる方がより確実に撮れるので、可能な限りファインダー中央でとらえられるように頑張ってみてください、そして、ファインダー中央付近でとらえられる確率が上がったら、より望遠のレンズにステップアップしていけばいいのではないかと思います
2.AFモードはAF-C AFエリアは、ダイナミックやトラッキング3Dなどを
鳥が飛んだ時に、ちゃんと鳥のほうにAFが追尾してくれなければ広めにとっても、ぼけた写真になってしまうので、常にAFが動作するAF-Cモードで、AFエリアもAFポイント数の多いダイナミックAFやトラッキング3Dなどファインダーの全面で追尾するモードで自分のフィーリングにあう方が良いと思います。
ただし、こちらもファインダー中央付近でしっかりとらえられるなったなら、ダイナミックのAFポイント数を少なめにしたり、グループエリアAFにした方がカメラが鳥以外のところにピントを合わせてしまう事故が減ります。逆に言えば、最初にお勧めしてるAFポイント数の多いダイナミックAFエリアや3Dトラッキングでは、鳥以外の場所にAFが行ってしまうことも、残念ながら多い
3.撮影モードは、マニュアル+ISO感度オート
メジロなどの小鳥だと、羽ばたきが非常に速く1/2000秒などの高速シャッターでないとかなりぶれてしまいました。しかし、シャッター速度優先モードで1/2000秒を選択すると、カメラはまず絞りを開放にしてシャッター速度を稼ぎ、それでも足りない分をISO感度を変更するという動きになります。絞りを開放にするということは被写界深度が浅くなりそれだけ、ピントがシビアになります、しかも相手はかなりのスピードで飛んでる鳥です。絞りもある程度絞って被写界深度を稼ぐことで成功率を上げておきたいところです、そこでおすすめなのが、マニュアルモードで絞りをF8などに設定して、さらにシャッター速度も1/2000秒などに設定し、ISO感度をオートにします。するとF8・1/2000秒で適正露出になる感度にカメラが自動的に調整してくれるので、ある程度絞った状態でかつ高速シャッターで撮影可能になります。
ちなみに、晴れてる昼間でもF8・1/2000秒となるとISOは1600、ちょっと雲がかかればたちまち3200まで上がたので、高感度の画質の良いカメラのほうがよさそうです
4.連写・連写・連写
ジャスト一枚でビシッ決めるのは難しいので、とまってる時に鳥にAFエリアを合わせて、とにかく連写しながら飛ぶのを待って、数で勝負するしかないと思います。これもしっかりした観察眼が付けば飛ぶ瞬間がわかるようになって無駄連写は減るのかもしれませんが、最初のうちは気にせずとにかく連写・連写・連写で狙う方が撮れる可能性があります。
ポイントとしては
ざっくりまとめるとこんなところです。普段鳥は撮影しないけど、たまたまいい感じで鳥が来たから撮りたいという場合は、上の4つだけに注目すれば、何枚かは羽ばたいてるところが捉えられると思います。よりしっかり鳥の撮影をしたいという場合は下の項目も気にしてみてください
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