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望遠と広角で背景をコントロール

望遠が足りなければ、近づいてとれば、広角が足りなければ、離れてとれば、同じだという意見もたまに聞かれますが、実は、望遠で大きくとったものと、広角で近づいてとったもので背景の写り方が大きく変わってきます

望遠と広角での背景の入り方の違い

看板をほぼ同じ大きさで写るように、撮影位置を調整して、広角・(ほぼ)標準・望遠で撮影して見ました、背景のビルや木などに注目してみてください

望遠(140mm) 標準(56mm)
広角(28mm)

看板の大きさはほぼ同じですが、後ろのビルや木の大きさが全然異なることがわかるかと思います、望遠の場合は、ビルが大きく写り、収まりきってないぐらいなのに対して、広角側では、ビルの全景が写り、空が目立つほど、横の写ってる範囲も、広角の方がずっと広くとらえています

記念撮影をするときに

写したい背景が小さければ、望遠にして、ちょっと離れて撮影すれば、写したい背景を大きく

広い範囲を背景にしたければ、広角にして、近づいて撮影すれば、広い背景を撮影できます

とはいえ、記念撮影の時に、よったり離れたりするのも大変ですので、先に背景を決めてしまって、望遠気味なら離れたところに、広角なら近いところに立ってもらうのが楽です

ほかにも、背景がごちゃごちゃして背景を整理したいときや余計な物が写ってしまう場合に、望遠にして写る背景の範囲を狭めたりして、背景をある程度コントロールできます

写したい物が小さく写るから、望遠、大きく写るから、広角というだけでなくて(←私もその傾向の強い人なのですが ^^;)、背景の処理(広く背景を入れたい、遠い物を大きくして背景にしたい、背景をすっきりさせたいなど)、背景との兼ね合いで、広角か望遠か標準かをきめて、被写体の写る大きさは、近づいて撮る、離れて撮る、でコントロールすると、撮影の幅が広がると思います

デジタル一眼レフで望遠ぎみで記念撮影する時の注意

記念撮影など、背景もくっきり写したい場合に望遠気味にして撮影する場合、デジタル一眼レフでは被写界深度が浅くなるため、絞りを絞らないと背景がぼけてしまうことがあります(これはこれで、きれいにとれるのでいいのですが、記念撮影としてはちょっとですよね)

その場合には、かなり絞りを絞り込んで被写界深度を深くする必要があります、どうしても、絞りを絞り込むとぶれやすくなるため、感度を上げるなどの工夫が必要です、コンパクトデジカメの場合、被写界深度は非常に深いのでその辺は全く気にしないでOKです

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