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物欲に負けて、新しいレンズを購入してしまいました。
2011年11月に出た比較的新しいレンズで、ナノクリスタルコート、5段分の手ぶれ補正機能など、Nikonの持つ技術をふんだんに投入されたレンズという感じがします。
個人的な感覚になりますが、AF-Sだけあって、AF動作音が静かですっとピントがあうので使っていて気持ちがいいです。描写力についてですが、きっちり比較するのはなかなか難しいので、この点については他のレビューサイトやプロのレビュー記事に丸投げしてしまいます・・m(__)m
一応、私の感覚で語ると、ピントのあってる場所はしっかり描写していて、ぼけも綺麗な印象で非常に気に入っています。最後の方で、実際に撮影した写真を何枚かおいておきますので、参考にしてみてください
私が持っていた、AF Nikkor 80-200 f/2.8D ED との大きな差としては、やはり重さがあります、と言うことで、レンズの重さを50g体重計で(汗)計ってみました!
AF Nikkor 80-200 f/2.8D ED |
AF-S Nikkor 70-200 f/4G ED VR |
体重計なので、おおざっぱにしか重さがわかりませんが、80-200 F2.8は1.4kg(1375-1425g のどこかぐらい)に対して70-200 F4.0は0.9kgを指していました(ちなみに、メーカー公称値では 850gで、この体重計はしばらく0.85kgと0.9kgを行ったり来たりして最終的に0.9kgを指したので、850gに近い重さだと思われます)
撮影に出かけるときも、この重量に負け今日は・・望遠使わないだろと置いて行くときに限って、望遠が使いたいシーンに出会うなんてことがよくあったので、約500g軽量になることで、気軽にレンズを持って行けるのは非常に大きいです。
周辺減光のサンプルを取りましたので、参考にしてみてください、クリックすると、フルサイズで見ることが可能です。
*注 右端と左端で、解像度が違いますが、この写真では片ぼけの判断は出来ないので気をつけてくださいと言うのも、完全にカメラと被写体を平行に配置出来てはいないので、右端と左端では若干距離が異なってるため
70mm | 200mm | |
F4.0 | ||
F5.6 | ||
F8.0 | ||
F11 | ||
F16 |
さすがにF4開放では、やや周辺減光が目立つ感じですが、それでも、急激に落ちる感じではないので、雰囲気としてはあまり気にならないかもしれません。F5.6まで絞ると、ほぼ周辺減光は気にならない感じになります。十分優秀ではないでしょうか!?
いくつか、レビューも見て回ったのですが、意外と手ぶれ補正については、さらっと述べられてる程度だったので、実際に試してみました
AF-S Nikkor 70-200 f/4G VR に搭載されてる手ぶれ補正機能は、通常のVRより強力なVR2と呼ばれるランクのもので、しかも同じVR2を搭載してるAF-S Nikkor 70-200 f/2.8G VRIIの補正能力が公称値4段分に対して、AF-S Nikkor 70-200 f/4G VRの公称値は5段分と1段分補正能力が上がっているという非常に強力な物のようです
見せてもらおうか!!補正能力5段分の威力というものを!!ということで、最もぶれが大きくなりやすい、望遠側200mmでカレンダーを撮影しました。一般的には、200mmの画角の場合1/200秒より長いと手ぶれが起きやすいとされていますので1/200秒から、一段ずつシャッター速度を遅くして撮影しました。
また、全体の写真は、こんな感じで撮りました
これを並べても、分かりにくいと思いますので、写真の中央部の「とり」という文字だけを切り抜きました。
VR ON | VR OFF | |
1/200s | ||
1/100s | ||
1/50s | ||
1/25s | 以下、壊滅 |
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1/13s | ||
1/6s | ||
1/3s |
正直言うと、驚きの結果です・・いくら、公称値5段分といっても、まさか本当に5段分きっちりぶれを止めてくるとは思いませんでした。1/6sぐらいになると、シャッター音もカシャじゃなくて、カッ・シャって感じになって体感的にも長く、無理無理、これでぶれないとか有り得ないと思いましたから・・しかし、その結果は、見ての通りです!!
まず、手ぶれ補正OFFの方から見てみると、一応手ぶれ限界値をキープしてる1/200sですが、これ単体で見せられたらぶれてるとは思えないのですけど、隣のVR ONの写真と見比べると、ちょっとぽやっとしています。つまりは、わずかですがぶれてる・・・と言えますorz...まぁ許容範囲ですが、1/100sも、ほぼ1/200sに近い写りで何とか実用範囲内、1/50sは、見るも無惨な結果となりました、200mmの画角だと普通の結果だと思います
VR ONにしたときの結果はというと、見ての通り、1/200s〜1/13s はほぼぶれずに撮れてると言っていいかと思います。1/6sでも、ほぼぶれは気にならないレベル・・VR OFFのときの
1/200s に近い結果となっているので、まさに公称値通りの5段分の補正能力を発揮していると言えます。
正直、これは驚異的でした・・200mmという望遠で、1/6秒を手持ちでなんていうのは、ちょっと考えられない世界でしたから、標準レンズや広角レンズですら、1/6秒は手持ちでは不可能な領域で、いまだにこの結果が信じられないです。
AF-S Nikkor 70-200 f/4G VR の手ぶれ補正機能は、間違いなく強力なものでした!!また、シャッターボタン半押しでVRが動作をはじめるのですが、動作し始めるとファインダーがぴたーっと止まる感じで、これも新鮮な感覚でした。
このレンズは、撮影可能な領域を大きく広げてくれそうな予感がします!!
結論としては、シャッタースピードが純粋に効いてくる、被写体ぶれに対してはF2.8クラスの方が有利だったり、200mmF2.8のような大きなぼけを得ることは無理ですが、個人的は十分すぎるほどの描写力をもっていて、なおかつF2.8通しクラスのズームレンズより軽量で持ち運びやすい、非常に強力な手ぶれ補正能力があるため、暗所撮影にも十分対応でき、非常に満足度の高いレンズでした。
ついでに、現状では、70-200F2.8GVRII に比べて、約6万円安いのも大きな魅力です。素直におすすめできるレンズです!!
クリックすると、大サイズの写真が見れるので、画質チェックなどにどうぞ
レンズ選びの参考になれば、幸いです。
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