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淡いふんわりした雰囲気の写真の撮りかた

淡いふんわりとしたイメージの写真、カメラ用語でいえば「ハイキーな写真」は軽やかな雰囲気があってきれいですよね。*淡いふんわりとした写真だと長いので、以下ハイキーな写真とします。

そんな、ハイキーな写真を撮りたいと思ってもなかなかうまくいかないことは多いのではないでしょうか?私も何度もハイキーな写真を狙っては失敗しています・・、ただ何度か挑戦しているうちに、こうすれば割とうまくいくケースが多いというのが見えてきたので、ハイキーな写真の撮りかたのコツをまとめました。

実際以下の方法で撮ったハイキーな写真を貼っておきます。

ハイキーな写真を撮るときのコツ
ハイキーな写真は、失敗を恐れずに思い切って+補正を強くかけるとされているのですが、ここでは、その考えをいったん捨てることを提案したいと思います。

ハイキーな写真を撮るコツは

  • JpegではなくRAWで撮影する。
  • 撮影時の露光値は適正露出を目指す
  • 茶色や濃い色など暗い色は可能な限り避ける(最重要)
  • 最終の仕上げは、RAW現像ソフトを使って仕上げていく
  • カラーモードは、ナチュラルやニュートラルにする

この5点、カラーモードはRAWで撮っていれば変更可能なので、実質撮影時に気をつけることは、RAWで撮影・適正露出・茶色など濃い色を避けるの3点が撮影時のコツです。

それぞれの項目を、なぜそうするかをもう少し詳しく説明していきます。

ハイキーな写真なのに、適正露出?その理由は

カメラ雑誌などを読んでも、ハイキーな写真を撮るときは失敗を恐れず思い切り+2場合によっては+3や+4などにすると書かれてあったりします、ですが、ハイキーな写真を撮り慣れてないと失敗を恐れず設定した結果、ほんとに失敗するわけです

そしてその失敗から学んで技術や感覚を身に着けるのが王道でしょう、ですが手っ取り早く結果が欲しいのです!!そこでこうします。

RAW+適正露出で可能な限り多くの情報を写真に収めておく

こうすることで、撮影時に撮った写真は多くの情報を持ったものとなります、多くの情報を持った写真は、あとからの編集でも破綻しにくく望んだ結果に持っていきやすくなります。

茶色など濃い色を避ける理由は?(重要度大)

ハイキーな写真の魅力は、軽やかでふんわりとした雰囲気と色だと思いますが、土のような濃い茶色など暗めの色はどうしても、ハイキーな雰囲気を壊しやすいのでフレーミングや焦点距離の選択で可能な限り写真に入れないように、注意して撮影するとうまくいきます。そして、これが一番のコツです。

ここまでが、実際の撮影時のコツです、この先はRAW現像ソフトによる加工の話に入ります。

RAW現像でハイキーにするときのコツ

カラーモードをナチュラルやニュートラルにする 理由は?

カラーモードは、スタンダードやナチュラルなどいくつか選べますが、ハイキーと相性が良いのは、ナチュラルやニュートラルといったコントラストを低くするカラーモードになります。コントラストが低いほうがやわらかい雰囲気になります。またハイライト部分の情報をより多く含むため、写真を明るくした際に白からハイライトにかけて階調が滑らかになるのもメリットです。

とはいえ、言葉だけだといまいちイメージがつかめないと思いますので比較してみましょう

カラーモード:スタンダード・露光値+1.5
カラーモード:ナチュラル・露光値+1.8

どうでしょうか?好みでどちらがいいかは分かれるかもしれませんが、スタンダードモードで明るくした写真よりも、ナチュラルモードで明るくした写真のほうが色がしっかりの乗って、雰囲気もやわらかくなっていませんか?

RAW現像の手順

RAW現像ソフトによって、操作方法は多少異なりますが、lightroomでは

1.カラーモードをナチュラルに変える

2.好みですが、自動補正ボタンをとりあえず押す

3.自動補正でコントラストが+になった場合、0〜-10ぐらいに直す

4.露光量を上げて写真の明るさを調整する

どのくらい明るくするといいかは、写真によっても異なりますし、好みの差もありますので、露光量をスライドしていって気持ちいい明るさだと感じたら、そのあたりで決めます。

この方法であれば、もしハイキーには向いていない写真だとわかった場合も、元の写真は適正露出ですから通常の写真として仕上げることもできます、つまり取り返しが効くわけです。

ですから、ハイキーな写真に興味があればこのRAW+適正露出+RAW現像方法を使って気軽にハイキーな写真も狙ってみてください

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