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最近、iPhone11のページの連投ですいません。
前回、iPhone11のナイトモードの比較で室内で思いっきり暗くして、三脚を使用した状態で、画質を比較するというものを行いました、かなりの高画質で撮影できることは確認できたのですが、実際の撮影となると夜景や夕景の撮影ということになると思います。
そこで、夜景・夕景の撮影をメイン機のZ7でした際に、比較用にiPhone11でも撮影してみました。正直に言えば驚きの結果が出ました
先に個人的な結論を書くと
iPhone11の夜景・夕景撮影能力は高く、手持ちでの撮影ではミラーレスや一眼レフに肉薄する描写ができるという結論になりました。(ただし、26mmのメインカメラのみ)
ミラーレスや一眼レフであっても、F3.5-5.6クラスのキットレンズを使い、ISO6400で手持ち撮影を行った場合、画質的な優位性はわずかな範囲にとどまる
ミラーレスや一眼レフによる、はっきりとした画質的な優位性を出すには、手持ちなら単焦点レンズを使用し中感度(ISO400〜1600)で撮影する、または、三脚を使用し基礎感度で撮影するのいずれかになる。
今回の撮影条件としては、撮影位置を安定させるために一応三脚に乗せてありますが、iPhoneもZ7高感度も手持ち撮影可能な状態にして撮影してあります。
iPhone・手持ち撮影を想定
Z7(高感度ISO6400)・手持ち撮影を想定
Z7(低感度ISO64)・三脚で固定して撮影
の3枚で比較してみました、当然Z7の低感度が画質が最も良いのは言うまでもないのですが、手軽さや三脚が使用できない環境なども多いですし、手軽さという面からも、手持ち想定のZ7高感度画質がiPhone11と比較してどのくらい優位なのかも気になるところです。
iPhone11は、かなり色が違ったのでPhotoshopを使って色を近づけてみましたが、私はPhotoshopになれていたので、Photoshopを利用しましたが、iPhoneに最初から入っている写真アプリだけでもできる程度のレタッチです。
フルHD以下(150万画素)縮小されてしまった画像では、ほとんど差がないので、写真をクリックして1200万画素のデーターも見ていただけると助かります(ビルの部分のみの切り出しもつけました)
Z7のISO64は、縮小されていても空のグラデーションのつながりが滑らかな感じなど、やっぱり少し違うなという感じをうけ、絶対画質の良さはさすが専用機というところです。がシャッター速度が15秒という長時間露光なので、三脚がなければ撮影できないのがネックです
では、手持ち撮影前提のZ7 ISO6400とiPhone11 ISO640で見比べてみると、こちらは縮小画像では、わからないと思うので大きくしてみてください(ISOの桁は間違えてません、Z7は六千、iPhoneは六百です。)
1200万画素のデーターで、大きく表示すると、解像力はZ7・ISO6400のほうが、iPhone11より解像して窓の枠とかもしっかり四角になって、部分的に見ればZ7の6400のほうがくっきりしてるのはわかりますが、PCの画面で全体表示をする限りでは、大きな差ではないという印象を受けます。
iPhoneがこれだけ高画質なのは、やはり、F1.8と明るい単焦点レンズであるため、ISO640に抑えられたのに加えて、非常に高度なノイズリダクションが効いているのだと思います。
当然Z7は、レンズ交換式ですからF1.8クラスの単焦点を付けていれば、ISO640〜1600程度になるはずなので、画質面の向上の余地は十分にありますが、一番手軽に手に入るキットレンズで、手持ちでの夜景・夕景の撮影では、iPhone11に比べて、わずかな画質の差しかないという事実は正直驚きました。
iPhone11の超広角側についてですが、適切な比較画像がないため感覚的なものになりますが、13mmでの夕景・夜景の撮影は残念ながら画質の大幅な低下がみられました、超広角の画角は魅力なので、13mmがしっくりくるときは画質がとか考えずに躊躇なく13mmでまず撮り、ついでに24mmでもう一枚撮っておくといいかもしれません
(感覚的にいえば、iPhone11の13mmで撮った夕景・夜景の写真の画質は、昔ながらのスマホで撮った夕景・夜景の写真という印象です、24mmだけ特別な処理をしてるのか、単にレンズの明るさやセンサーの差だけできてるのかは不明です)
今回の比較に使った元ファイルを置いておきます。
おまけ2
せっかく、三脚まで持って行って撮ったので、Nikon Z7で撮って、色などを好みに修正したものを
すこしぽやっとしてるのは、わざとピントをぼかしたものを重ねています。夜景はぼかしたものもきれいだったりしますよね
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