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Nikon Z7を買ってみたけど、高解像度機でローパスレスなのになんかちょっと描写甘いきがするって感じられた方もおられるかもしれません。Nikon Z7はメカニカルシャッター使用が初期設定となっているため、シャッター機構ブレが原因かもしれません。ぜひ設定を見直してみてください。
メニューボタン→カスタムメニュー→d5 で確認・設定できます。
実際どのくらい違うのか1/60秒〜1/125秒で、三脚使用時(メカニカル)・手持ち(メカニカル)・手持ち(電子先幕)の3パターンで調べました。*三脚使用時電子先幕は三脚使用時メカニカルと明確な差がなかったため省きます。
・1/60秒
手持ち(メカニカル・手振れ補正オン)
手持ち(電子先幕・手振れ補正オン)
三脚(メカニカル・手振れ補正オフ)
1/60秒の結果は、三脚使用時と手持ち・電子先幕では、明確な差がないレベル、手持ち・メカニカルシャッターを使ったもののみ、ややぶれが確認できた。
・1/80秒
手持ち(メカニカル・手振れ補正オン)
手持ち(電子先幕・手振れ補正オン)
三脚(メカニカル・手振れ補正オフ)
1/80秒も、三脚と電子先幕シャッターは、全くブレを感じませんが、手持ちのメカニカルシャッターはぶれてしまっています。気持ち1/60秒の時よりぶれが大きい気もする
・1/100秒
手持ち(メカニカル・手振れ補正オン)
手持ち(電子先幕・手振れ補正オン)
三脚(メカニカル・手振れ補正オフ)
1/100秒も三脚と電子先幕シャッターでは、ぶれは感じられません。手持ち・メカニカルシャッターは、1/100秒でもシャッター機構ブレの影響を排除しきれていないようです。
・1/125秒
手持ち(メカニカル・手振れ補正オン)
手持ち(電子先幕・手振れ補正オン)
三脚(メカニカル・手振れ補正オフ)
1/125秒も、三脚と電子先幕シャッターはぶれを感じません。シャッフルされたらもう絶対わからない自信があります、手持ち・メカニカルシャッターのほうですが、わずかに機構ブレの影響があるようですが、正直このレベルだとブレと感じるよりは、こういう描写のレンズかなと思ってしまう感じです。
こうなってくると、次に気になってくるのはZ6ではどうなのか?という点になるのですが、Z6は所有していないためテストできないので、上の撮影データーをZ6の解像度まで縮小したもので仮想Z6としました。ローパスの影響を受けていない画像を縮小してるので本物とは違いますが・・
初めて使ったときにいくつか甘い描写の写真があるなと拡大すると、実はちょっとぶれているという写真が、多かった原因がはっきりわかったのは収穫でした。
この結果を見る限り、「なぜ電子先幕シャッターをデフォルトでオンにしなかったし!!」と思うほどの差です。Z7の最初の印象かなり損してるのではないでしょうか?、もちろん電子先幕シャッターにデメリットがあることは知っていますが(サードパーティ製レンズで露光ムラが発生する可能性がある・1/4000秒のような高速シャッターではボケがかけるなど、α系レビューサイトで知りました)、高解像度を生かす設定としては、初期設定は電子先幕ではないかと思います。
それとともに、電子先幕シャッターのメリットは非常に大きいと感じました。実は手持ちなので三脚と比べたらちょっとは甘くなると思ってたのですが、1/60秒程度では手持ちで全く三脚と変わらないクオリティが出ていたのにはびっくりしました。
あまり電子シャッターは好きではないから、手持ちでもメカニカルシャッターを使いたいという場合は、シャープさを狙う場合は1/125秒を一つの目安にするといいのではないでしょうか?
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