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焦点距離は、光学的なレンズの中心(レンズの主点とも言うらしい)から焦点までの距離と言う意味なのですが、カメラの話で焦点距離というと 「画角」のことをさしてる場合が多いのです。
この焦点距離が長いと望遠レンズ(遠くのものを大きく写せる)となり、短いと広角レンズ(広く写せる)となるため、一般的には、レンズが広角・望遠と言った、画角のバロメーター的に使います。ただし、焦点距離と広角・望遠(画角)のバロメーターは35mmフィルムを使った場合が前提になります。そのため、35mmフィルムカメラ以外のカメラ、たとえばコンパクトデジカメなどは35mmに換算した焦点距離をバロメーターとしてあつかいます。
レンズの焦点距離 | 21mm以下 | 24〜35mm | 50mm | 85〜100mm | 135〜300mm | 400mm以上 |
レンズの種類 | 超広角 | 広角 | 標準 | 中望遠 | 望遠 | 超望遠 |
35mm換算焦点距離の数字の部分をクリックすると、35mmフィルム上での、その焦点距離の画角の写真が下に出ます。ぜひ、いろいろな焦点距離をクリックして、画角の変化を楽しんでください *500mmは別の日に撮影したため、カラーコーンの位置などが異なりますが、撮影した場所は同じ場所から撮影しました。
超広角 | 広角 | 標準 | 中望遠 | 望遠 | 超望遠 | ||||||||
35mm換算焦点距離 | 17mm | 25mm | 28mm | 35mm | 50mm | 60mm | 70mm | 85mm | 105mm | 135mm | 200mm | 300mm | 500mm |
広角レンズ 望遠レンズの特徴は、こちらに詳しく書いてありますので、ぜひ見ていってください
デジカメのスペックでよく見かける 35mm換算焦点距離と言われる物は、実際の焦点距離ではなく、あくまで 「画角」 を指したものなのです、つまり、35mm換算焦点距離 28mm と言うと、35mmフィルムで言ったら、28mmレンズを使ったのと同じぐらいの画角になります と言う意味になります。また、ほとんどのデジカメの場合、35mmフィルムと比べ、CCDサイズが小さいため、同じ画角 (同じ35mm換算焦点距離)でも 実焦点距離は短くなります。そのため、35mmフィルムの 300mm と デジカメの35mm換算300mmでは、被写界深度は異なります
こんな感じです。
35mmフィルム |
デジタルカメラ |
35mm換算焦点距離が短いほど広角に、長いほど望遠になるのは最初のほうでも説明したとおりですが、200mmのレンズで5m先の人を撮影したらどのくらいの大きさで写る?といったこととなると、やはり経験的な部分がどうしても生じてしまいます。そこで何mmのレンズを使うと何m先のものがどのくらいの範囲が写るのかを計算するページを作りましたので、よかったらこちらも使ってみてください。
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