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露出決定を体験

露出について、いろいろ説明をしてきましたが、実際にやってみないとピンとこない部分も多いと思います。そこで、簡易的に マニュアルモードの露出を体験できる Javaスクリプトを作ってみました。

外の明るさは、ランダムで決定されるので、その環境光にあわせて、ISO感度・絞り・シャッタースピードを 好きなように組み合わせて、これだと言うところで、撮影ボタンを押して、撮影してみてください、いろいろ動かしていくうちに、絞りとシャッタースピードと感度 そして、外の明るさ の関係が見えてくると思います。

また、実際のカメラのように、絞り・シャッタースピードなどを変えると、露出計もそれに併せて変化しますので、露出計を見ながら、露出を決定することが出来ます。

適正露出なら 「適正露出です」 というメッセージが出ます。(また、手持ちが難しいシャッター速度の場合は、手ぶれ注意のメッセージも同時に出すようにしました。)

どんなにむちゃくちゃな設定にしても、壊れる心配はありませんし 思いっきりいじりまわしてください!!

*注
このプログラムで表示される写真には、絞り値による 被写界深度の変化はまったく反映されません(実際の撮影では、被写界深度なども絞りで変わってきます)

あと、周りの明るさが「明るい (晴れの日)」って書いてあるのに、誰がどーみても、室内写真じゃん ってつっこみも・・ 勘弁してください  m(__)m

それと・・(まだあるんかい ^_^;) とりあえず、露出計は100%正しい とさせてください

周りの明るさ
感度
ISO50 ISO100 ISO200 ISO400
ISO800 ISO1600 ISO3200

 

絞り
F2.8 F4 F5.6 F8 F11 F16

露出計

 

シャッタースピード
1/2 1/4 1/8 1/15 1/30 1/60
1/125 1/250 1/500 1/1000 1/2000

このボタンを押して撮影! 

露出計の見方

シャッタースピードを倍の数値に変えると (1/30→1/60 など)、露出計の三角が一つマイナスの方向へ動いたと思います。これは、フィルムやCCDにあたる、光量が半分に減ったことを示しています、逆にシャッタースピードを半分の数値に変えると、プラスの方向へ動きます。絞りもF4からF5.6に変えると、マイナス方向へ、F2.8に変えると、プラス方向へ動きます。

露出計の+-0のところが、*おおよそ 適正露出になる光量を指してますので、シャッタースピードと絞りを組み合わせて、うまく 露出計が0をさすように調整していきます。また、露出計の大きな目盛り 1個分がちょうど 一段 (もしくは 1EV) となります。

*必ずしも +-0のところが適正とは限らないのですが・・ それはまた 後で書きます

絞りとシャッタースピードによる描写の違い

この体験システムでは 再現されていないので ともかく ^_^;;、絞りやシャッタースピードは、露出以外にも 作画に大きな意味を持っています。

絞り:被写界深度の調整
シャッタースピード:動きの表現
の調整という役目を持っています

詳しくは、こちらを参考に

また、手持ちの時は、手ぶれしないシャッター速度かどうかも、重要なポイントです。

感度

感度は 50 → 100 → 200 → 400 と倍になるごとに、適正露出となる、光量が半分になります、そのかわり、デジカメでは*ノイズが増えていきます
フィルムの場合は、粒子があれてきて、粒状感が目立ってきます

環境的な限界

ここのマニュアル露出体験システムでも、手ぶれ警告をつけましたが、1/30秒以下になると、通常使うレンズの範囲でも、手持ちでの撮影はかなり困難になります。

たとえば、夜景の場合 、感度をISO400 絞りをF2.8にしても シャッタースピードは 1/30秒以下になったはずです。つまり、感度ISO400まで 絞りはF2.8までしか絞りを開けることの出来ない このカメラでは、夜景の環境においては、どうやっても手持ちでの撮影は不可能 三脚は必需ということになります。

実際のカメラでも 絞りは広角側で F2.8 ぐらいが限界(望遠側では F5.6ぐらい) のコンパクトカメラが多いので、実際の撮影でもほぼ当てはまります。

ちなみに最小絞り値は、ほとんどのコンパクトデジカメは F8 ぐらい 一眼レフ用のレンズで 22 ぐらいです。

最後に「周りの明るさも自分で選んで、いろいろな条件で試してみたい」 と言う方のために
明るさも選べる、バージョンも用意しました。 良かったら使ってみてください

「マニュアル露出体験システム 環境光選択可能バージョン」

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