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フラッシュの届く距離はフラッシュの強さである程度届く距離が決まってきます。
フラッシュの強さはGN(ガイドナンバー)という数字で表されていて、これが大きいほど強いフラッシュと言うことになります。フラッシュの届く距離は次のような公式から求められます。
フラッシュの届く距離=GN÷F値
この公式は、感度(ISO)100の時(一般的な感度)が前提になります。一般的な内蔵フラッシュの場合、だいたいGN9〜12程度なので、仮にF値が4ぐらいだとすると、だいたい2m〜3mと想像以上に届かないものなのです。
特に銀塩コンパクトカメラはF値が8など非常に大きいもの(暗いレンズ)が多く、場合によっては1mすら危ないぐらいです。やはり、この程度の距離では心許ないので、なんとかフラッシュが届く距離を伸ばす方法はないかというと・・ 次の手が考えられます。
より明るいレンズを使うは効果はありますが、レンズ交換式の一眼レフの場合のみといえる方法です。コンパクトカメラではレンズ交換が出来ませんから
強力な外部フラッシュを使うという方法があります。外部フラッシュの場合、GN20以上ありますので、内蔵よりはずっと強く当然効果ありです。
たとえば、GN35の外部フラッシュで、F値4だとすると、35÷4=8.75となり、フラッシュは8.75mまで届きます。しかし、この方法も、一眼レフと一部の高級コンパクトに限られてしまいます。
ある意味、コンパクト系では唯一の方法が感度のUPです。
上の公式はISO100時が前提なので、感度が変わるとフラッシュの届く距離が√(感度/100)倍の距離になります。もしISO400で撮影した場合、√(400/100)=√4=2となり、フラッシュの届く距離はIOS100の撮影時に比べ2倍届くようになります。
ちょっとだけ(?)スポーツ中継のTVとかを見てると、よく観客席からぴかぴかとフラッシュをたいているのを見ますが・・、観客席から何十メートル、場合によっては100メートル以上離れているわけですから、どうひっくり返ってもフラッシュが届かないのです。
つまり、スポーツ写真を撮る時に、フラッシュをたいても失敗写真しか撮れないので、無意味とも言えますが・・・・選手にとっては、プレーの妨げになりかねません、スタジアムなどでスポーツ写真を撮る場合は、フラッシュは絶対にたかないようにしてくださいね
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