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デジタル一眼レフをはじめとして、比較的高機能なデジタルカメラには大抵Pモード・Aモード(キヤノンではAvモード)・Sモード(キヤノンではTvモード)・Mモードという4つの撮影モードが存在します。
117番目の記事にして、基本的な使い方とも言えるこの内容とはと自分に突っ込みを入れつつ、それぞれのモードの使い分けを書いていこうと思います。
ここまで、遅くなった言い訳ですが・・・(汗、かなり昔のデジタル一眼レフやフィルム時代の一眼レフの場合、正直言えば、慣れるまではPモード、こり出したらAモードでいいんじゃね?という認識だったのも大きいです、なぜなら、同じ感度であれば絞りを開ければ、シャッター速度は早くなり、絞れば遅くなるという絞りとシャッター速度の関係を認識していれば、絞りだけでシャッター速度も調整出来るからです。あとは必要に応じてISO感度の設定を自分で変更する(しかなかった)
しかし、最近のデジタル一眼レフはISO感度も必要に応じて自動的に調整してくれる機能があるため、ちゃんと使い分けをした方が、より簡単に素早く適正な設定にカメラがしてくれるので、積極的に使い分けることをおすすめします。
Pモード |
プログラムオートモード:基本的に手ぶれを起こしにくいシャッター速度を維持しつつ、そのカメラとレンズの性能が一番出るように動作します。迷ったらこれを選んでおけば失敗が少ないモードです |
Aモード・Avモード |
絞り優先オート:レンズの絞りのみ、撮影者が選べるモードで、被写界深度を自分でコントロールしたい場合にこのモードを使うのがおすすめです。
例えば、出来るだけ背景を大きくぼかしたいと言う場合は、絞りを開放にしたり、背景までしっかりうつしたい場合は、絞りの値を大きくする、完全に背景をぼかしきらずにある程度形はわかる程度にぼかしたい場合は中間絞りにするなど 自動感度をオンにしておくと、大きく絞った場合に手ぶれを起こしにくいようにある程度のシャッター速度以下になった場合、感度を引き上げてくれます |
Sモード・Tvモード |
シャッター速度優先オート:シャッター速度のみ、撮影者が選べるモードで、被写体ぶれのコントロールを行いたい場合にこのモードを使うのがおすすめです。
例えば、小鳥の羽ばたきをぴしっと止めたいといった場合は、1/2000sや1/8000sなど超高速に、流し撮りで背景を大きく流したいといった場合は、1/60や1/30秒などやや低速気味に、車のテールランプを線にしたいと言った場合は10秒や30秒といったロングシャッターになど 自動感度をオンにしておくと、高速シャッター時に絞りを完全に開いても露光不足のような場合に自動的に感度もあげて、適正露出に調整してくれます。 Sモードは、Aモードと比べるとカメラの限界値を超えるような設定にしやすいので、エラー表示には気をつけてください。(室内で1/2000sなどとすると、ISO6400や12800でも足りない可能性が高い、晴天の屋外で10秒などと設定するといくら絞って感度を最低にしても過露出になる) |
Mモード |
マニュアルモード:絞りとシャッター速度の両方を撮影者が設定出来るモード、全部自分でコントロールして撮影したいという場合と、オートでは難しい撮影・花火や星などを撮影する場合に使うのがおすすめです。
このモードの場合は自動感度機能もオフにするケースがほとんどだと思いますが、オンにしておくと、感度のみで可能な限り適正露出になるようにカメラが調整してくれます。絞りを絞りつつ高速シャッターを切りたいという状況において、オート感度+マニュアルモードは便利です。 |
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