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デジカメの選び方

デジカメの選び方

非常に多くのデジカメが、売り場にあるので、ほんとにどれを選べばいいのかわからなくなりますよね?

デジカメの選び方のページは、画素数や記録メモリーなどを中心に説明されてるページが多くあるので、ここでは、ちょっと方針を変えて撮影目的に必要or便利な機能に注目した選び方を書いてみたいと思います

ここにあげている大抵の項目は、カタログのスペック表などに載せられてます、ちなみに、括弧で書かれている項目は、ある程度妥協できると思う項目です、ぜひ、デジカメ選びの参考にしてみてください

もちろん、このほかに、自分の手になじむか、気に入ったデザインか、予算的に許せるかなども重要な項目になります、すべての条件を備えたカメラはなかなかないと思いますので、画質は妥協してもいいとか、この大きさと重さより重いのはだめなど優先順位を決めると良いと思います。

室内撮影が多い

注目ポイント:感度 ISO1600以上35mm換算焦点距離28mm以下・手ぶれ補正・(レンズの明るさ F2.8)

感度 ISO1600以上

室内撮影が多い場合、大きなポイントは高感度(ISO1600)に設定できるか、というのが一つの大きなポイントになります

室内は比較的暗いので、感度が低いとフラッシュをたいても手前だけ明るく奥は暗く落ちてしまい、いかにもフラッシュくさい写真になります、高感度に設定が出来れば、フラッシュを使わずに撮影できたりフラッシュを使った場合も、背景が明るく撮れる利点があります

注意点は、設定可能なことと、画質の許容範囲は=ではないと言うことです、高感度のときは、画質が低下するので設定は出来るが、使いたくない画質ということは、良くあります、こればかり、機種によって大きく違いが出てくるので、レビューサイトなどをみて、実際に高感度撮影の画質が許容できるかチェックしましょう

許容できるかは、ご自分の判断が一番です、好みの違いもありますし(わたしは、解像感までつぶすノイズリダクションは嫌いですが、ノイズの粒状感が残るノイズリダクションが嫌いな方もおられますし、こういう部分では、自分の好みを優先させた方がいいです)

35mm換算焦点距離28mm以下

広角側が弱い機種(35mm換算焦点距離が38mmからのような広角に弱い機種)では、狭い室内だと十分に後ろに引けず集合写真などでみんなが入らないなど、困った事態になる場合があります、そのため、室内撮影が多い場合、ぜひ注目していただきたいポイントです

手ぶれ補正

室内でフラッシュを使わずに撮影する場合、いくら高感度にしても、手ぶれの危険性が増してますのである方がいいです、方式は光学式とCCDシフト式と電子式の3種類ありますが、電子式というのだけは、ほとんど効果がないので、これさえ避けていればいいでしょう

レンズの明るさ F2.8

コンパクトデジカメの場合、ほとんどの機種も似たような明るさが多いのですが、室内のような暗い場所ではレンズの明るさは武器になります、室内撮影中心でデジタル一眼レフを購入される場合は、ぜひレンズは明るいものを購入されるのがお勧めです

屋外スポーツ撮影

注目ポイント:35mm換算焦点距離300mm以上・(AF速度)

35mm換算焦点距離300mm以上

屋外でのスポーツ撮影の場合、場の明るさはナイターや夕方でもない限り、まず確保されますので、レンズの明るさはそれほどこだわらなくても対応可能です、スポーツの場合近づくことは、ほぼ不可能なので望遠が強いことが絶対条件になりますので35mm換算焦点距離が300mm以上は最低ほしいところです

AF速度

素早い動きが多いスポーツでは、AF速度が速い機種の方がシャッターチャンスに強いと言えますので、AFが極端に遅いことがないかはぜひチェック項目に入れましょう、(この項目を突き詰めていくと、プロ向けデジタル一眼レフになってしまいますが;全般的に、デジタル一眼レフの方がコンパクトよりAFは速い傾向にあります、また、ある程度遅くても、置きピンなどのテクニックである程度のカバーは可能なので極端に神経質にならなくてもいいでしょう)

室内スポーツ

注目ポイント:感度ISO1600以上・35mm換算焦点距離300mm以上、レンズの明るさ F4(可能であればF2.8)・(AF速度)

感度 ISO1600以上

屋内スポーツは、屋外スポーツと比べはるかに条件が厳しくなります、室内のため、どうしても明るさが足りない上に、シャッター速度が遅ければ被写体ぶれになりますのでどうしても高感度が必要です、正直なところ、ISO1600でも足りないと感じられるぐらいなのでコンパクトデジカメではやや荷が重いかも知れません

35mm換算焦点距離300mm以上

近づくことは難しいスポーツ撮影なので、最低限300mm以上のレンズを用意したいところです

レンズの明るさ F4(可能であればF2.8)

スポーツのような高速なシャッター速度を要求され、かつ室内なので十分な明るさが存在しないケースでは、感度だけでシャッター速度を十分に確保するのはほぼ不可能に近いのでレンズの明るさも絶対に必要になりますので、できれば望遠側でF2.8、最低でもF4は確保したいところです、ちなみに手ぶれ補正がついていないのは、スポーツで被写体ぶれを起こさないほど、シャッター速度を上げられれば、手ぶれの危険性はかなり軽減されると思われるためです、もちろん、手ぶれ補正がある方がより有利になります

AF速度

スポーツ撮影はシャッターチャンスが一瞬なので、AF速度が速いにこしたことはありません

室内スポーツは条件的に非常に厳しい環境になっているので、相応の機材がないと、なかなかうまくとるのは難しいと思います

夜景撮影

注目ポイント 三脚の穴・フラッシュ発光禁止モード・感度固定

三脚の穴

通常の夜景撮影の場合、しっかりと三脚にカメラを固定しフラッシュを発光させずに撮影するのがセオリーなので、コンパクトさを重視しすぎて、三脚取り付けが出来ない機種は論外になります

フラッシュ発光禁止モード

このモードがついてない機種はまず存在しないと思いますが、設定が出来なければ、綺麗に夜景をとれませんので、しっかり調べておく必要があります

感度固定

絶対に必要というわけではありませんが、せっかく、三脚を使って撮影するので、高感度で高速シャッターにする必要性はあまりありません、逆に画質のいい低感度でじっくり撮影した方が満足のいく画質でとれますので、感度を固定できるモードがついてるか、ぜひチェックしておきたいポイントです

手持ち夜景撮影

注目ポイント: 感度ISO1600以上・手ぶれ補正・フラッシュ発光禁止モード・(レンズの明るさ F2.8)

感度 ISO1600以上

三脚を使わずに、夜景撮影をする場合はぶれを防ぐためにも高い感度で撮影する必要があるため、最低でもISO1600以上の設定が可能な機種を選びたいところです

手ぶれ補正

夜景の場合、感度設定だけで手ぶれを防ぐことはほぼ不可能なので、手ぶれ補正の力は絶対に必要になります、手ぶれ補正の方式は、室内撮影の時にも書きましたが光学式かCCDシフト方式を選びましょう

レンズの明るさ F2.8

正直なところ、上の二点だけでもやや不安があるのが手持ち夜景撮影です、出来れば明るいレンズがついてるものがあると安心できます

フラッシュ発光禁止モード

このモードがついてない機種はまず存在しないと思いますが、設定が出来なければ、綺麗に夜景をとれませんのでしっかり調べておく必要があります

学芸会

注目ポイント: 感度ISO1600以上・手ぶれ補正・動作音の静かさ・(可能ならば35mm換算焦点距離200mm以上)・レンズの明るさ F4(可能であればF2.8)

感度 ISO1600以上

暗い室内での撮影になる上に、大抵はフラッシュは禁止されています(仮に、禁止されていなくても、フラッシュの有効範囲外になることが多いでしょう)そのため、高感度に設定できないと手ぶれ・被写体ぶれが避けられないため、高感度に設定できるカメラが絶対に必要です

手ぶれ補正

スポーツほど、極端にシャッター速度を上げなくてもいいぶん、手ぶれの可能性も上がりますので、手ぶれ補正がある方が断然有利になります

動作音の静かさ

比較的静かな環境での撮影になりますので、盛大な動作音は周りの迷惑になりかねません、デジタル一眼レフは、ミラー動作音が大きいためミラー動作がないモニターモードでの撮影が可能な機種を選びたいところです、ミラーレス一眼は、動作が静かな動作のものが多いので考慮に入れるのもいいと思います

可能ならば35mm換算焦点距離200mm以上

席とりに失敗して、後ろの方の席になってしまったり、撮影出来る場所が指定されいて、その場所が遠かったりした場合、望遠が弱いと、涙目ですから、望遠の強い機種の方がいいでしょう

レンズの明るさ F4(可能であればF2.8)

比較的暗い室内撮影でかつ望遠撮影になる場合も考えられるケースなので、すこしでも、ぶれの危険を減らすためには、レンズの明るさも重要な項目になります

ちなみに、ピアノの発表会のような場所も、基本的には学芸会向けの選び方で良いと思いますが、動作音の静かさについてはより神経を使った方がいいと思われます

風景撮影

注目ポイント: 35mm換算焦点距離28mm以下

35mm換算焦点距離28mm以下

風景を撮影する場合は、やはり広角が強いと何かと便利ですし風景と一緒に人物をとる場合も、広角側で撮影することでより広い風景を納められます

ポスターなどでよく見るような背景をぼかしたポートレート

注目ポイント: 実焦点距離200mm以上(もしくはポートレートレンズ)・レンズの明るさ F2.8

実焦点距離200mm以上(もしくはポートレートレンズ)

この項目をクリアできるカメラは、現行デジタルカメラではデジタル一眼レフ以外まず存在していませんので必然的にデジタル一眼レフになります

ちなみにポートレートレンズは85mmF1.4のことですが、実焦点距離が短いのですが十分なレンズの明るさがあるため背景が大きくぼけます、また利点としては人との距離が離れすぎないので話しかけながら撮影しやすい利点があります

レンズの明るさ F2.8

十分に大きく背景をぼかすには、実焦点距離が長いことと同時にレンズも明るい必要があります、ズームレンズの場合、この目的でしたら80-200F2.8はそろえたいところです

つりやスキーなどでの撮影

注目ポイント:防水性能 耐衝撃性能

防水性能

コンパクトデジカメの中には、水に落としても2m以内30分までなら故障しないどころか、水につかった状態で撮影も可能なほどのがっちりした防水が施された機種が存在します、水がかかってしまいやすい、つりなどでの撮影には最適の機種と言えます

耐衝撃性能

コンパクトデジカメで防水性能の高い機種の中には、耐衝撃性能の高さを売りにしているものも存在します、転んだりする危険性の高い、スキーなどでは、非常に心強い機種になります

ちなみにデジタル一眼レフでは、ここまで高い防水、耐衝撃性能を持つものは存在しませんが過酷な環境下でしっかり動作するように作られた、プロ向けデジタル一眼レフであれば十分対応できます、ただし、大きさも重さもあるため、スキーを楽しみつつ、撮影もというような使い方はあまり向いてません、デジタル一眼レフは自分では参加せず、見て楽しむウィンタースポーツやマリンスポーツを撮影するような場合に向いてると言えます

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